2006年02月26日

自分の中に毒を持て

同じ2月26日生まれ、ということで
岡本太郎の本を読んでみました。

ゥ分の中に毒を持て.jpg
岡本太郎著
『自分の中に毒を持て
 〜あなたは"常識人間"を捨てられるか』


自分を甘やかすな
自分と闘え
他人と向き合え
世の中に妥協するな
今この瞬間にベストを尽くせ

というようなメッセージが、
ばしばし伝わってきます。

自分は生きている、という
強烈な自覚をもって生きること。

流されず、自分の足で歩き続けること。

私もだいじにしていること。
さすが2月26日生まれ!と
ちょっと嬉しくなりました。


読んでいて、前の会社で去年の春に書いた
新入社員へのメッセージを思い出しました。

二年目から、初めての後輩へのプレゼント。
少しでも一年間の経験を
フィードバックできれば と
同期が提案してくれたものです。

そこで私が書いたこと。

***
会社にいると、何も考えず流されて過ごしても生きていけます。
必要最低限の仕事をしていれば、
あとはいくらでも自分を甘やかして
楽しく生きていけます。
それ以上の事は完全に自分次第です。

...

職場で頑張って、周囲の反応に期待して
反応が悪かった時、そこで諦めてしまう人がいますが
価値判断の基準を他人に求める事だけはしないでください。
自分が納得いくか、満足できるか、
それだけをモチベーションに頑張っていただきたいのです。

...

だから、自分ときちんと向き合ってください。
失敗しても悩んでもいいから、
自分に負けないでほしい
と思います。
むしろとことん悩んで、苦しんで
自分の弱さや醜さと向き合ってください。

...

皆さんには、今の向上心を絶対に失って欲しくないと思います。
忙しさに追われて、
プライベートの楽しさにごまかされて、
流されないでほしい。
不満だらけ、言い訳だらけの会社人生だけは
絶対に送らないでください。
***


自分の人生を生きている
という実感とともに
生きている人は、やはり素敵です。
人間とはそうあるべきだ、と思います。


ただ、ひとつ残念だったのは
否定から話が始まること。

自分を否定しろ。とか
こういう人間はだめだと思う。とか。

自分はなんだかだめだ、
人生をどうにかしたい、
と思い悩んでいる人は
道筋を示されたような気がして
ある種の救いを見出すでしょうが

そうでない人には不快感を与えかねないんじゃないか、と
一抹の寂しさを覚えました。

不快感を与える事を恐れていては
個性はいつまでも出せないんだ
との主張もありましたが
不快感を与えずに個性を主張する事は可能だと
私は考えています。

個性とは出る杭だ、と
岡本太郎さんは言います。
輪を否定し、突き破って出る杭は
たしかにわかりやすい個性なのですが

輪を包み込み
膜をこわさないように
やわらかく突き出していくことで
輪を押し広げていけるような個性が、
絶対にあると思うのです。
それは妥協でもなんでもない。

コーチング なんていう分野が
確立されてしまうほどに
自分を、他人を
きちんと肯定するのは難しい。

否定するのは簡単だし
否定から始まる正当性の主張は
とてもわかりやすく
話をもっていきやすい。

だからこそ、あえて
すべてを肯定し
包み込んだ上で

他人なんて本当に気にすることなく
個性を主張してほしかったな、
と思いました。


それでもやっぱりおもしろい本です。
生命を燃やして全力で生きた人の
魂の言葉。
読んだ事のない方は、ぜひ読んでみてください。
posted by あんどうみちこ at 12:29| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>輪を包み込み
膜をこわさないように
やわらかく突き出していくことで
輪を押し広げていけるような個性。

すごく迪子らしいな、と思いました。
ふんわりしたマシュマロに
包まれているような
空気を纏う個性。
それもありだよね。

タロウサンはきっと
人間=芸術を生み出す人
と思っているのだと思う。
だから、
「自分を否定しろ」
という言葉がでてくるのかと。

私は自分を表現するという
作業に集中するとき、
自分の中の何か肯定できないもの
というのが
実は最大のエネルギーになったりします。

それを =生き方
にすると苦しいこともあるけれど、
そんな風にしか生きられない人もいて
(いい意味でも悪い意味でも)
そんな人が実は人をひきつける
作品を作っているのではないかと
おもうのです。
Posted by Uya at 2006年02月26日 13:35
昨日は、楽しいパーチー、参加できて私もすごく嬉しかったよ♪
あんな素敵なサプライズ私は、初めてだったから、あんどうの人徳に感心した次第でありますわ。
私も自分の好きなことで、喜んでもらえることが、嬉しい限り。
フラやっててよかったって、実感できる瞬間です。

さてさて
タロウさん同じ誕生日だったのね!!

偶然にも私もいま、タロウさんの本読んでるよ!!

『今日の芸術』

タロウさんね、いいこといっぱいいってるよね。

「芸術の広さは、人間性にある」
人間性って特別なひとにあるのではなく、身分も何も関係なく、全員に与えられた個々の自由。

それぞれのひとが持つ、パッションの解放が芸術になるって。
心のわだかまりを解放して、そして新しい生気を満たすことができる、それが芸術!

芸術ってことばに代えているだけで、それが人生だとすると、すばらしい!って思うよね。

生きてる瞬間瞬間、毎日が新しいことの連続だもんね。

誕生日は、いい機会だね。
あらためて、新しい生気に満たされてあんどぅらしくすごしてね!!

タロウのお薦めの本、読んでみるね〜





Posted by kun at 2006年02月27日 21:25
>うや

コメントありがとう。

なるほど、そうかもしれないな
と思いました。
マイナスのエネルギーを原動力に。
力強い芸術というものは、
そうやって生み出されるのかもしれないね。

うやの書も、ものすごいオーラを感じるもん。

そして、否定する と言っても
自分の中の肯定できない部分を
きちんと目をそらさずに受け止めて
「肯定できない自分」を受け止めている、
それもある種の肯定であるから
言葉の問題かもしれないな、
とも思いました。

他を否定することも
自分には合わない事に対して
NOと言える自分を
肯定してあげることなのかもしれないね。

それでもやっぱり
自他ともに
なんとかうまい形で
肯定していける道を探したいな、
と思ってしまいます。
Posted by あんどうみちこ at 2006年03月01日 10:35
>くんちゃん

コメントありがとうー。
しつこいようだけど、ほんとに
くんちゃんのフラダンスは
かわいかった。
うれしかった。
涙と笑顔が交互にきて
顔の筋肉が大忙しだった。

> 「芸術の広さは、人間性にある」
> 人間性って特別なひとにあるのではなく、身分も何も関係なく、全員に与えられた個々の自由。

この言葉、すごく素敵だね。
芸術は、素晴らしさは、輝きは
それぞれの人の中にある。

特別な人間なんて存在しないから
できるできないじゃなく
やるかやらないか、
それだけの問題。

自分を解放して、毎日が新鮮な人生を。

『今日の芸術』、私も読んでみます。
くんちゃんのブログも!
Posted by あんどうみちこ at 2006年03月01日 10:52
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